夏の甲子園へ続く道は、これほどまでに過酷で、そして美しいものなのか。
聖地・横浜スタジアムで行われた高校野球神奈川県大会の準決勝は、高校野球の神様が脚本を書いたとしか思えない、伝説的な2試合となりました。
1試合目、王者・横浜は4番・奥村頼人選手の圧巻の2本塁打で逆転勝利。そして2試合目、東海大相模は6点差をひっくり返す、信じられない逆転サヨナラ勝ち。
この記事では、勝者も敗者も輝いた、この歴史的な準決勝2試合のすべてを速報!そして、ついに実現した「横浜 vs 東海大相模」という宿命の決勝戦を展望します!
2025年 夏の高校野球 神奈川県大会 準決勝 試合結果一覧
言葉を失うほどの、あまりにも劇的な2試合。そのスコアをご覧ください。
学校名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
立花学園 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
横浜 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 4 |
立花学園 投手: 芦川→根本
横浜 投手: 池田→山脇→片山→織田→奥村頼
横浜 本塁打: 奥村頼(2)
学校名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
向上 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
東海大相模 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1x | 7 |
向上 投手: 金沢→寒河江
東海大相模 投手: 萩原→菅野→福田
準決勝の注目カードを深掘り!これぞ高校野球のドラマ
言葉はいらない。ただ、そこに伝説があった。横浜スタジアムで繰り広げられた2つの死闘を振り返ります。
「俺が決める」横浜4番・奥村頼、圧巻の2発でチームを決勝へ導く!
第1試合、横浜は強豪・立花学園に3回、4回と得点を許し、1-3とリードされる苦しい展開。準々決勝の奇跡の再現は難しいかと思われたその時、球場の空気を一変させたのは、やはりこの男でした。
4番・奥村頼人。
5回裏、1点を返しなおもチャンスの場面で、奥村のバットが火を噴きます。打った瞬間、それとわかる打球は、横浜スタジアムのスタンドへ突き刺さる逆転の3ランホームラン!
さらに、この日は投手としてもマウンドに上がり、最後を締める大車輪の活躍。4番でエース、まさにチームの柱が、その身一つでチームを勝利へと導きました。1試合2発、その勝負強さは圧巻の一言。敗れはしたものの、立花学園の粘り強い戦いぶりも、王者をあと一歩まで追い詰める素晴らしいものでした。
6点差からの大逆転サヨナラ!東海大相模、王者の底力を見せつける!
第2試合、序盤は完全に向上ペースでした。1回に3点、2回に3点と、東海大相模の投手陣を打ち崩し、スコアは6-0。誰もが、このまま向上が決勝へ進むと思ったはずです。
しかし、東海大相模ナインは、誰一人として下を向いていませんでした。
「これが、王者の底力か」
中盤からじわじわと、しかし確実に点差を詰め寄る東海大相模。1点、また1点と返し、球場の雰囲気は徐々に「何かが起こる」という期待感に包まれていきます。
そして6-6の同点で迎えた9回裏、ついにその瞬間が訪れます。先頭打者が出塁すると、チャンスを確実に広げ、最後は劇的なサヨナラ勝ち!
序盤の大量失点をものともしない、驚異的な粘りと集中力。王者の称号は伊達ではないことを、横浜スタジアムの全観衆に見せつけました。あと一歩のところで涙をのんだ向上の選手たちの健闘も、この歴史的な名勝負を創り上げた、紛れもない事実です。
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決勝は宿命の対決!横浜 vs 東海大相模

数々のドラマと奇跡を経て、ついに神奈川の頂点を決める舞台に駒を進めたのは、横浜と東海大相模。
神奈川の高校野球ファンが、誰もが待ち望んでいた「黄金カード」が、夏の甲子園への切符をかけた決勝戦という最高の形で実現しました。
- 横浜:準々決勝の9回2死からの逆転サヨナラ、そして準決勝の4番・奥村の2発。数々の奇跡を乗り越え、チームの結束力は最高潮に達している。
- 東海大相模:準決勝、6点差をひっくり返す驚異的な逆転サヨナラ勝ち。どんな状況でも勝利をもぎ取る、王者の底力は計り知れない。
もはや、どちらが勝つかの予想は不可能です。最高のコンディションで、最高のライバルと、最高の舞台で戦う。あとは、野球の神様のみが、その結末を知っています。
まとめ:神奈川の頂点へ!伝説の準決勝を越え、いざ決勝の舞台へ
サヨナラ勝ち、逆転ホームラン、そして6点差からの大逆転劇。準決勝は、高校野球の魅力のすべてが詰まった、まさに伝説の一日でした。
勝者も、敗者も、すべての高校球児に心からの拍手を。そして、神奈川の頂点を、夏の甲子園へのたった一枚の切符をかけた最終決戦へ。私たちの夏は、まだ終わりません!
免責事項
当記事に掲載されている情報は、各種報道機関や公式発表を基に作成しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。試合結果や選手情報などの詳細については、必ず神奈川県高等学校野球連盟などの公式サイトにてご確認ください。当記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。