宮崎県立宮崎商業高等学校は、1919年創立の歴史ある商業高校で「宮商（みやしょう）」の愛称で親しまれています。2025年夏の甲子園には2年連続7回目の出場を果たしました。橋口光朗監督（38歳）のもと、「凡事徹底」を合言葉に地元宮崎県の中学出身者を中心とした地域密着型のチームを編成。エース永友琉生を中心とした投手陣と、主将・水谷友哉が率いる打線で、令和の時代に宮崎県勢としての甲子園初勝利を目指します。過去には1964年夏に4強進出の実績を持つ伝統校として、今夏も九州勢の意地を見せる戦いが期待されます。
経歴
宮崎県日向市出身。小学2年から野球を始める。宮崎商業高校時代は甲子園出場の夢を抱きながらも届かなかった。東洋大学進学後、2008年に母校・宮崎商業が夏の甲子園に出場した際は大学2年生として現地で”臨時コーチ”を務め、聖地で聴いた勝利の校歌に感動し「いつか母校で監督を」という夢を抱く。
指導実績
- 東洋大学4年時：監督から学生コーチを勧められ受諾
- 東洋大学卒業後：大学職員として残留、2011年全日本大学選手権優勝をサポート
- 2013年：25歳で帰郷し「第二の夢」を追求開始
- 2014年：宮崎商業高校講師就任、野球部副部長等を歴任
- 2018年：教員となると同時に監督就任（当時31歳）
- 2022年：秋季九州高校野球県予選で母校を半世紀ぶりの優勝に導く
- 2024年：3年ぶり6回目の甲子園出場を果たす
- 2025年：2年連続7回目の甲子園出場達成
指導方針
座右の銘は「凡事徹底」。高校時代の恩師・濵田登監督（現富島高）に教わった積み重ねの大切さを選手に伝えている。毎月、選手一人一人に個々の目標を立てさせ、小さなことから課題に取り組みクリアしていくことで自主性や自信を育む指導を実践。これが試合での勝負強さにつながっており、劇的な勝利を数多く演出。「選手として辿り着けなかった甲子園へ、今度は監督として必ず勝ち上がる」という強い信念のもと、母校愛に基づいた熱血指導でチームを牽引している。
選手の学年分布
3年生13名、2年生4名、1年生3名のバランス良い構成です。
投打の傾向分析
右投手中心で左右バランス良い打線構成となっています。
出身地域分布
宮崎県内選手中心の地元密着型チーム編成です。
チーム構成の特徴
宮崎の名門公立校：2年連続7回目出場で県内屈指の伝統校。
永友琉生：3年生エース左腕で安定した投球が持ち味。
橋口監督の母校愛：「凡事徹底」の精神で選手を指導。
地元密着型：県内中学出身者が大部分を占める地域色豊かなチーム。
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