津田学園高校は、三重県桑名市にある私立高等学校として1987年に創立され、1991年に野球部が創部されました。2025年夏の甲子園で6年ぶり3回目の出場を果たし、春夏通算では6回目の甲子園出場となります。
佐川竜朗監督（47歳）は、かつての野球名門校PL学園の出身で、1996年夏の甲子園に外野手として出場した経験を持ちます。その後明治大学でキャプテンを務め、社会人では日本通運でプレー。プロを目指すも夢叶わず、高校野球の指導者として新たな道を歩み始めました。2008年に津田学園の監督に就任してから17年間、「全員全力野球」をモットーに選手の自主性を重視した指導で着実にチーム力を向上させてきました。
今夏の三重大会では決勝で津商を1-0で破り優勝を果たしました。エース桑山晄太朗投手が8回に無死満塁という大ピンチを切り抜けて完封勝利を収め、主将の惠土湊暉選手が決勝で唯一のホームを踏んで勝利に貢献しました。野球部寮での共同生活を通じてチーム一丸となって戦う津田学園の挑戦が始まります。
選手時代の経歴
PL学園高校時代は外野手として1996年夏の甲子園に出場（6番ライト）。明治大学では主将を務め、卒業後は社会人野球の日本通運でプレー。プロを目指していたがドラフト指名されず、高校野球の指導者への道を選択。
指導実績
- 社会人時代に働きながら大学で教員免許を取得
- 2008年 津田学園監督就任
- 2017年 夏の甲子園初出場・初勝利（劇的サヨナラ勝ち）
- 2019年 センバツ出場
- 2025年 6年ぶり3回目の夏の甲子園出場
指導方針
「全員全力野球」をモットーに、選手の自主性を重視した指導を展開。PL学園時代の厳しい経験を活かしつつも、「野球を好きでいてほしい」という思いから、選手が自ら考えて動く「指示待ち人間にならない」集団作りを目指している。野球部寮の2階に妻と住み、選手一人ひとりと向き合う熱血指導を実践している。
選手の学年分布
3年生13名、2年生7名のベテラン中心の構成です。
投打の傾向分析
右投手中心で左右バランス良い打線構成となっています。
出身地域分布
愛知県・三重県中心に東海・関西から幅広く選手を集めています。
チーム構成の特徴
6年ぶり3回目：春夏通算6回の甲子園出場実績。
佐川竜朗監督：PL学園出身、17年間の指導実績。
全員全力野球：選手の自主性を重視した指導方針。
充実施設：野球部寮完備、ナイター設備など最新環境。
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