
京都の新鋭強豪校・京都国際が、2年連続4回目の夏の甲子園出場を果たした。1947年に設立され、1999年に野球部を創部した比較的新しい学校ながら、小牧憲継監督の指導の下で急速に力をつけ、2024年夏の全国高校野球選手権で京都勢68年ぶりの全国制覇を成し遂げた。
今大会は2004・05年の駒大苫小牧以来20年ぶりとなる夏連覇を目指し、王者の誇りを胸に甲子園に挑む。エース左腕西村一毅を中心とした投手陣と全国から集まった精鋭たちが織り成す堅実な野球で、再び日本一の座を狙う。創部26年という短い歴史の中で築き上げた「個人育成第一」の理念と、選手一人ひとりの成長を重視する指導方針で、夏連覇という偉業に挑む。
経歴
京都市北区出身。中学時代は「京都洛南ボーイズ」でプレー。京都成章高校時代は内野手として活躍。関西大学野球部を経て、2006年に滋賀銀行に就職。大学時代から京都国際高校(当時は京都韓国学園)に週末コーチとして指導に通い、教員免許取得後の2007年に社会科教員として同校に赴任。
指導実績
- 2008年春から京都国際高校監督就任(25歳の若さで)
- 2021年春センバツ・夏の甲子園初出場
- 2021年夏の甲子園ベスト4進出
- 2024年夏の甲子園で京都勢68年ぶり・同校初の全国制覇
- 監督就任から16年間で11人のプロ野球選手を輩出
指導方針
「個人練習に多くの時間を割く」独自の指導法で、選手一人ひとりの特性を最大限に伸ばすことを重視。勝利よりも選手の成長と育成を第一に考える姿勢で、多くのプロ野球選手を輩出してきた。5人の子を持つ父親(4つ子を含む)としての視点も指導に活かし、選手からは「小牧さん」と親しみを込めて呼ばれている。「やると決めたらやらないと気が済まない」という強い信念で、創部26年の新興校を全国制覇に導いた名将。
選手の学年分布
3年生13名、2年生3名、1年生4名のベテラン主体の構成です。
投打の傾向分析
左投手が多く、打撃は左右バランス良く配置されています。
出身地域分布
関西圏を中心に全国から優秀な選手が集まる強豪校です。
チーム構成の特徴
夏連覇を狙う王者:2024年夏全国制覇の勢いで史上6校目の夏連覇に挑戦。
エース西村一毅:チェンジアップを武器とする技巧派左腕がチームの柱。
個人育成重視:16年間で11人のプロ野球選手を輩出する育成力。
小牧監督の手腕:創部26年の新興校を全国制覇に導いた若き名将。
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