侍ジャパンU-18代表、世界連覇へ向けた精鋭20名が決定

2025年夏の甲子園を沸かせた高校球児たちが、再び世界の舞台へ——

日本高野連は8月23日、9月5日から沖縄県で開催される「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-18日本代表の20選手を発表 侍ジャパン U-18した。前回大会優勝の栄光を背負い、2大会連続世界一という偉業に挑む精鋭たちの顔ぶれが明らかになった。

今回の代表メンバーで最も注目されるのは、センバツ優勝・夏の甲子園ベスト8の実績を誇る横浜高校から史上最多となる4名が選出 【侍ジャパンU18高校日本代表】第32回WBSC U18野球ワールドカップ 出場選手一覧｜高校JAPAN最新メンバーリストされたことだ。エース左腕の奥村頼人を筆頭に、二塁手の奥村凌大、三塁手の為永皓、そして「高校生NO.1外野手」と評される阿部葉太が名を連ねる。1校から4選手が選ばれたのは2022年の大阪桐蔭以来、3年ぶりの快挙 【侍ジャパンU18高校日本代表】第32回WBSC U18野球ワールドカップ 出場選手一覧｜高校JAPAN最新メンバーリストとなった。

投手陣では、今夏の甲子園を制した沖縄尚学の左腕エース・末吉良丞が2年生ながら抜擢 【侍ジャパンU18高校日本代表】第32回WBSC U18野球ワールドカップ 出場選手一覧｜高校JAPAN最新メンバーリストされ、将来性と実力を兼ね備えた逸材として期待が寄せられている。また、156キロの速球を誇る石垣元気（健大高崎）や、左右バランスの取れた9名の投手陣が世界の強豪を相手に日本の投球術を披露する。

野手陣では、捕手3名、内野手6名、外野手2名という構成で、攻守にわたってバランスの取れたチーム編成となっている。特に横浜勢を中心とした打線は、左右の打者がバランス良く配置され、相手投手にとって攻略困難な布陣を敷いている。

日本は世界ランキング1位として、韓国（6位）、プエルトリコ（9位）、キューバ（10位）、イタリア（14位）、南アフリカ（31位）と同じグループA 第32回WBSC U-18野球ワールドカップ 高校日本代表選手決定に組み込まれた。オープニングラウンドでは9月5日のイタリア戦を皮切りに5試合を戦い、各グループ上位3チームがスーパーラウンドに進出する。

指揮を執るのは小倉全由監督（高野連技術・振興委員）で、竹本修ヘッドコーチをはじめとする経験豊富なスタッフ陣がサポートする。「最後まであきらめない野球」を標榜する小倉監督のもと、選手たちは世界の頂点を目指して沖縄の地で熱戦を繰り広げる。

夏の甲子園で日本中を感動させた球児たちが、今度は世界を相手に日本野球の真髄を見せつける。2大会連続世界一という偉業達成へ向けた戦いが、いよいよ始まろうとしている。