
群馬県の健大高崎高校は、2025年の第97回選抜高校野球大会(センバツ)に3年連続8回目の出場を果たします。 同校は2024年の大会で県勢初の優勝を遂げており、史上4校目となる大会連覇を目指します。 昨秋の関東大会では、霞ケ浦(茨城2位)や佐野日大(栃木1位)にコールド勝ちし、準決勝で千葉黎明(千葉1位)に6-0で快勝するなど、安定した戦いぶりを見せました。 決勝では横浜高校(神奈川1位)と延長十回タイブレークの末、3-4で惜敗しましたが、その実力は高く評価されています。 エースの石垣元気投手(3年)は、球質や変化球が昨年よりも進化し、スーパーエースとしての活躍が期待されています。 また、左腕の下重賢慎投手(3年)も控えており、投手陣の層の厚さが強みです。 打線も秋の公式戦9試合で69得点を挙げるなど高い攻撃力を誇り、1、2番コンビの加藤大成内野手(3年)と石田雄星外野手(2年)は足を使った攻撃が持ち味です。 チーム全体の総合力の高さから、今大会の優勝候補の一角と目されています。
春の甲子園2025|第97回選抜(センバツ)高校野球大会 出場校&メンバー一覧【完全版】
経歴
群馬県立前橋商業高校を卒業後、東北福祉大学に進学。大学では和田一浩と同期で、全日本大学野球選手権でベスト4に進出した。大学卒業後は一般企業で働き、軟式野球部や硬式野球クラブでプレーしていた。通信教育で教員免許を取得し、2002年から健大高崎の硬式野球部の創設に携わり、監督に就任した。
指導実績
- 監督として春夏合わせて9回の甲子園出場を果たす
- 2012年春にベスト4、2014年夏や2015年春にベスト8に進出
- 2024年春のセンバツで初優勝を達成
- 脇本直人や三ツ間卓也など、多くのプロ選手を輩出
指導方法
- 分業制の導入: ワンマン指導を避け、12人のスタッフに権限を与え、分業制でチームを運営
- 走塁重視の「機動破壊」: 初期は走塁を重視した戦術で知られたが、近年は打撃の強化にも注力
- 環境整備: 専用グラウンドや室内練習場、選手寮など充実した設備を整え、選手が集中できる環境づくり
選手の学年分布
2年生が中心のチーム構成となっており、17名が2年生、3名が1年生です。経験豊富な2年生を中心に、将来を担う1年生も育成しています。
投打の傾向分析
投手は右投げが多数を占め、打者も右打ちが多いのが特徴です。両打ちの選手も1名在籍しており、多様な打撃を展開できます。
出身地域分布
北海道、東京、神奈川など全国各地から選手が集まっています。特に北海道出身選手が多く、地元群馬県からも選手を輩出しています。
チーム構成の特徴
前年度センバツ優勝校として大会連覇を狙います。最速158キロを誇る右腕エース・石垣元気を中心とした投手陣と、秋山、佐伯、小堀による強力中軸打線が特徴です。
主将の加藤大成を中心としたチームワークの良さも強みで、青柳監督の指導の下、再び頂点を目指します。