
千葉黎明高等学校(千葉県)は、2025年の第97回選抜高校野球大会(センバツ)に創部102年目で初の甲子園出場を果たします。 同校は昨秋の千葉県大会で中央学院、成田、東海大浦安、東海大市原望洋、専大松戸、拓大紅陵といった強豪校を次々と破り、初優勝を遂げました。 さらに関東大会では、西武台(埼玉)や2023年センバツ優勝校の山梨学院を下し、ベスト4入りを果たしています。 初戦は大会4日目の第3試合(3月21日14時開始)で、名門・智弁和歌山高校(和歌山県)と対戦します。 千葉県勢がセンバツで智弁和歌山と対戦するのは史上初となります。 千葉黎明は、ショートストップの山本大我内野手を中心に野球IQの高い選手を揃えています。 投手陣では、最速142キロの右腕・田代敬祐投手(3年)や長身左腕・飯高聖也投手(2年)など、6人の投手を擁し、継投策で試合を組み立てるのが特徴です。初の甲子園出場となる千葉黎明が、名門校相手にどのような戦いを見せるか、注目が集まります。
春の甲子園2025|第97回選抜(センバツ)高校野球大会 出場校&メンバー一覧【完全版】
経歴
拓大紅陵高校を卒業後、明治大学に進学。高校時代には1年時の2002年夏と3年時の2004年春に甲子園出場を経験。大学卒業後は日産自動車、JFE東日本で社会人野球選手として活躍し、2021年12月に千葉黎明高校の監督に就任。
指導実績
- 2025年春に千葉黎明高校を創部102年目にして初めて甲子園出場に導く
- 2024年秋に千葉県大会で初優勝を達成
- 秋の関東大会ではベスト4に進出
指導方法
- 恩師からの教え: 拓大紅陵時代の恩師・小枝守氏から学んだ「勝ちは知るべくして、為すべからず」の精神を選手たちに伝える
- 社会人としての成長: 甲子園出場を通じて選手たちに社会経験を積ませ、信頼される大人になることを目指す
- 堅守と継投: 堅い守備と継投策を武器にチームを勝利に導く
選手の学年分布
2年生が中心のチーム構成となっており、14名が2年生、6名が1年生です。経験豊富な2年生を中心としながらも、有望な1年生も多く起用しています。
投打の傾向分析
投手は右投げが多いですが、左腕の米良康太・飯高聖也という好投手も起用。打者も右打ちと左打ちがバランスよく、両打ちの選手も1名在籍しています。
出身地域分布
全員が千葉県出身という極めて地元密着型のチーム編成となっています。県内各地から優秀な選手を集めています。
チーム構成の特徴
大橋蓮を中心とした勝負強い打撃が特徴。最速142キロの右腕・田代敬祐や左腕の米良康太、身長190センチの1年生左腕・飯高聖也による継投策も武器です。
創部102年目にして春夏通じて初の甲子園出場となる今大会では、昨秋の県大会優勝・関東大会ベスト4の実力を発揮すべく、主将・山本大我を中心に戦います。